さとまも談義|テクノロジーと体験とアートと

テクノロジーとビジネスと人の関係性にずっと興味があります。アートやダイバーシティのキーワードも含めて、世界がどう変わっていくか、変えていけるかをお酒を飲みつつ考えるブログ

「世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?」

社会人になり丸8年が経ちました。
社会人一年目当時の緊張感や教わった基本が、少し薄れていないかな…という思いは、誰しも感じる頃ではないでしょうか。僕の場合は転職もしていますが、新しい会社でも4年目に入り、少し慣れてきており基本を思い返すには良い時期だと思い、手に取りました。

筆者の戸塚さんは、ゴールドマン・サックス、HBS、マッキンゼーと、まさにハイキャリア人材のお手本のようなキャリアを歩んできた方です。その中で、見聞きした、または感じた「できる人たちの共通点」をまとめてくれています。

僕自身が具体的に、見直したり、新たに取り込もうと思ったことが5つあります。

  • 身だしなみを整える ⇒靴を手入れすること
  • 依頼された仕事は5分だけやってみる ⇒無意識だったので、意識的にする
  • 人の名前をすぐに覚える ⇒これも意識的に強化
  • 常にホワイトボードの近くに座る ⇒実践したい
  • 朝時間の活用と1日のクロージング ⇒Todoの整理などが雑になっていたので気をつけたい


他に、人脈構築に時間を割くだとか、メールレスポンスなど確かに重要と思える事項がいくつかありましたが、幸い実践できているものでした。
こう言ってはなんですが、全部を一定のレベルで実践できているビジネスマンは、日本企業には正直少ない。これらを実践するだけで、相当なアドバンテージにはなるので、特に20代後半から30代前半の中心となる若手リーダーは実践していけると良いと思いました。

リンク:世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?

クリエイティブになれない環境

日経Bizアカデミーの森内さんコラムを拝見し、自分の環境と照らし合わせながら、徒然に。

◆クリエイティビティを阻害する環境とは?
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140110/379656/?ST=career&P=1

クリエイティブになれないマネジメント環境とは

(1)上司が支配的でいつも怒っている
(2)上司のマネジメントが「ぬるすぎる」
(3)上司が部下の自信を喪失させる
(4)上司がアイデアを横取りする
(5)上司がアイデアを評価しない、またはできない

昨年はちょうど、クリエイティブになれない環境とならざるを得ない環境の両面を体験しており、頷くところがとても多かったです。自分自身がリーダーとしてマネジメントする際には、重々気をつけたいと思っています。

周りにクリエイティブな人がいない環境

やはり人間は周りの環境に大きく左右されるもの。自分の置かれている環境への感度は、常に高く保つ必要がありますね。現代では、webもあるので様々な思考に触れる機会を増やすこともできそうです。
また、時間を惜しまず、そういう人を探し出して何とか接触を持つ、という示唆についても同意。今年の重点分野の一つ。

ずっと同じ環境にいることの問題点

プロジェクトベースで仕事をしてきたことは、思考の硬直化を防ぐことに役立っていましたね。
2年も3年も同じ環境にいると、どうしても思考のフレームワークが周りの組織に影響を受けることがあるので。
そういえば、我が家もここ3年で3回引越しています。これは色々と事情もあったので、必ずしも狙ってやっているわけではないのですが、また次のタイミングを見つけて移動はしていくんだろうな、と。

総括

作業・生活環境が自身の創造性や発想に与える影響を、改めて大きいものと認識しました。
一方で、意図的に好ましくない状況を打破していくことも含めて、自分自身の努力や工夫を怠ってはいけない。上記のような環境制約を盾に「だから、創造的なことができない」というニュアンスの話を聞くこともありますが、そういう心持ちではいけませんね。

2013年の振り返りと来年に向けて

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さて、早いもので大晦日-新年ですね。
2013年は前半と後半でかなり趣の異なる1年になりましたが、簡単な振り返りと抱負を。

仕事面

  • 色々と思い悩んだ前半半年。力不足や色々な諸条件もあったと思いますが、自分自身が考えを深めるためには必要な試練だったと実感。自ら環境を変えた年後半は、最高の上司とチーム、素晴らしいクライアントに恵まれ、とても良い結果を出すことができました。またその中で、自分の力も大きく成長できたと感じました。なんだかんだ、活動する環境というのは、自身へ大きな影響を与えることも再認識。
  • 昨年からもずっと取り組んできたデータ分析の分野。今年も地道に勉強会へ出席し、亀の歩みではありますが、統計の基礎がやっと染みこんできたと感じるレベルまで到達。前職のうちから、基本的な統計に取り組んでおくべきだったと反省もあるものの、一つの手応えを感じることができました。
  • 初の海外研修で、自分の英語力不足やグローバルの知見を活用する意識の不足に気づきました。グローバルのメンバと仕事をする上では、国際情勢や政治、日本の文化についても基本的なレベルでカバーすべきとも。一方で、同じクラスのメンバと過ごす中で、ビジネススキルそのものの差は大きくないと自信もつきました。年後半では、グローバルアセットやエキスパートを上手く活用して、効率的に大きな価値を生み出す仕事の仕方ができました。

プライベート

  • 娘の保育園通いと嫁の復職が一番のインパクトでした。保育園は想像以上にありがたい存在であることを体感。何より家族揃って大病なく、健やかに過ごせたことが一番良かったこと。来年も共働きのバランスを見極めつつ、時間を作っていきたいです。
  • HIPHOPチーム(SDC)の活動に精力的に参加。3月、5月、11月とイベントに参加させていただきました。段々とHIPHOPの基礎も身につきつつあるのではないか・・・と。来年は継続してSDCへ参画すると共に、ブレイクダンスも一皮剥けるよう、イベントを盛り込んで行きたいと意気込んでいます。
  • 恒例のワイン会・ホームパーティもコンスタントに開催。また、年後半ではビジネスネットワークの開拓に取組んできました。その結果、たくさんのご縁に恵まれ、2014年には何を仕掛けていこうか今からワクワクしています。

2014年の重点課題

いくつか仕事・プライベートでの取組を進める上で、必要と考える要素があるのですが、来年はぜひ下記3つに集中して取り組んで行きたいな、と。

セールス・マーケティング

コンサルタントとしては、ロジカルシンキングや専門的な知識習得も必要ではあるのですが、それは最終的にはセールスを得たり、成功させる(デリバリーする)ための一つの要素。本来やるべきことはシンプルで、如何に買ってもらうかということなのだと、昨今は考えています。お金を払って頂く段階(提案)はもちろん、日々の討議や作成資料に関しても、クライアントが納得して論理やアイディアを買ってもらう、ということなのだな、と。
そのために必要なのは、論理思考力だけではなく統合力であり、どれかの要素が弱くても他の要素で補填できればOK。結果的にクライアントが満足してお金を払ってくれるためには、何をしたら良いかの1点に尽きます。
そんなの当たり前だろ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、僕としては改めて視野を広げ、思考を自由に働かせて、種を撒き、成果を刈り取っていく1年にしたいところです。

英語

ずっと外資系で働いてきておきながら、今更ですが、さらにビジネス英語に真剣に取り組んでいきます。
現在のクライアントが外資系かつアメリカ人中心なので、幸いなことに日常的に英語を読み・書き・(ちょっと)話す環境が整っています。これをどのように活かすかは自分次第。ネックでもあった英語運用能力の強化が最優先の課題です。

健康と意志力

不健康、というわけではないのですが、ストリートダンスなど運動をしていると、まだまだ柔軟性や筋力・体力が足りないと感じることが多々あります。現役時代とまではいかないまでも、ここいらで一発渇を入れ直して、自分の身体をメンテナンスしていきます。
また、意志力が割と弱いほうだと自覚しているため、仕組み化や精神安定の方法を確立し、意志力そのものをコントロールできるよう取組を開始します。「Willpower」という書籍でも実験結果が示されていますが、日頃のちょっとした意志決定(ランチのメニューを決める等)でも、人間は意志力を消耗します。ではどうしたら意志力をコントロール・強化できるのかを考え・実践していきたいですね。マクゴニガルさんの「The Willpower Instinct」が大変参考になります。

* * *

というわけで、結果的にはBestではないけどGoodな1年だった、と考えています。
身体のほうも、けっこう飲んだなーと思ったのですが、健康診断結果も良好でしたし。丈夫に生んでくれた親に感謝ですね。

ネットワーク・コミュニケーションの点に関しては、2014年は大きく改善・拡大していきたいと思います。また色々な方とご縁を繋げたり、強めたりできると嬉しいです。

以上、来年も引き続き、よろしくお願いいたします。

Twitterフォロワーのアクティブ時間を確認する

現在、とあるNPOさんのコンサルティングを担当しているのですが、会員増加を目指すなかでソーシャルツール連携について役立つ情報を提供したいと考えています。

色々と活用事例は出てくるのですが、背景や課題がクライアントの共感を得られるケースが発見されることは稀なので、読み解いていくにも中々時間が掛かります。

さて、ソーシャルとの連携というところで意識したいのが、自分と関係性のあるユーザ−の活動時間帯です。twitterであればフォロワー、Facebookであれば基本的には友人になります。発言を多くの人に見てもらう必要がある、という宣伝・広告の考え方に従えば、皆が閲覧しているタイミングを狙って情報発信をすべきですね。

そこに使えるツールの一つが、「Tweriod」です。
詳しい設定方法等は、こちらの記事をご確認ください。

Twitterのフォロワーアクティブ時間を分析するならTweriod

面白そうなので、僕も早速導入してみました。
自身のブログも適切なタイミングで戦略的に公開しなければ・・・。

10ヶ月の振り返り

コンサルタントとして仕事をするようになり、早いもので10ヶ月が経とうとしています。現在、入社してから3つめのプロジェクトで活動中ですが、段々と会社の文化やコンサルティングの仕事に慣れてきたように感じます。

最初のプロジェクトで「考える」ということや、パワーポイントの基礎を学び、
次のプロジェクトでは、念願のIT戦略に携わり、自分のデータ分析能力の未熟さ(というか持ち合わせていなかった)や仕事への取り組みについて見直す機会になりました。おかげさまで、今は自分が取り組むべき欠点は明確になり、新しい仕事の中で、意識して強化に励んでいます。

できるようになってきたこともいくつかあり、「アウトプットに執着を持つ」、「考え方を考える」、「常に全量を把握し、要件を捉える」というあたりは他のコンサルタントと勝負しても戦えるレベルになってきたように感じます。

何よりの進歩だと感じるのが、「未知の出来事に出会っても、臆することなく、精度の高いアプローチを構築できる」ようになってきたことでしょうか。以前は知らない技術、組織、プロジェクトに対しては、分からないから分かるように勉強・情報収集してから…と考えていたのですが、最近は必要最低限の情報を仕入れたら、まずは最初に粗々しい結論を導いて進み始める、ということに恐怖心がなくなりました。

コンサルティングの仕事は、まずほとんどが未開の問題を切り開いていく仕事なので、知らなくても結果にたどり着ける、という能力が求められているように思います。外から見ていたときは、物知りな専門家がキレイなパワーポイントの資料を描く、というのがコンサルタントなのかなと思っていましたが、全然違います。専門知識は武器の一つではありますが、コンサルタントとしての本質ではありません。

ようやく、スタートラインに近づいてきたなーと感じる今日この頃です。

そろそろ、ブログの更新も頻度を上げていき、ここから描く急成長のカーブを、振り返れるようにしておきたいと思います。

カワイイ論

「カワイイとは領域ではなく「力」である。意味を規定する固定的な枠組みでなく、新しい意味を生成し続ける力。」
(Web Desinging Vol.127、デザインジャーナリスト 藤崎圭一郎)

僕が感じるカワイイも、共感を表す一つのコンセプトなのだと思う。
クール、という表現があるが、カワイイというのはもっと広範囲にわたる「好感を持って許容されるテイスト」のようなものではないか。
美しいやカッコイイ、というのはなんだかヒト事というか、自分の外の世界を感じさせる。ところが、カワイイはなんだか身近で、自分もそのコンセプトを共感し・理解している状態。そんな違いはきっとあるんだろう。

もともとITエンジニアな僕としては、IT業界とカワイイについて考えないわけにはいかない。
IT業界はカワイイとは一見すると対局に位置しているようにも感じる。もちろん、ゲームやwebの分野では、このカワイイもしくはクールという概念は、この上なくビジネスに影響を及ぼす要因として重要であろう。そこは理解している。
一方で、銀行の営業店端末のUI(ユーザーインタフェース)を、キュンとするようなカワユイデザインに変えてみたらどうだろうか。
……うーん、僕なら「そんなことに金使うな」と一蹴してしまう(笑)
業務効率化を目指すシステムにおいて、UIは効率的に操作ができること、間違えにくいことなどが重要な機能要件になるため、カワイイの入り込む隙間を見いだすのは正直難しい。
優れたアーキテクチャを設計・構築しても、カッコイイと思うことはあっても、カワイイと感じることはないと断言できるし。
プログラムを書く方々は、コードに愛着もしくはカワイイを感じる瞬間があるのかもしれないけども……。

いずれにせよ、IT業界とは縁遠いとしても、カワイイを感じるものって、ここ数年でずいぶんと増えてきたような気がする。
それは自分の感性アンテナが、やっとそれを感知できるようになっただけかもしれないし、時代が確かに変わってきているのかもしれい。ファッションでは昔からかもしれないが、昨今は工業デザインにおいても、カワイイデザインが優勢を誇ることが多いと感じている。なんか丸っこいものが多いですよね。洗練、という印象を与えるモノもあるが、やっぱりカワイイなんだろうなぁ。

なにはともあれ、これだけカワイイを感じ取れるようになったのも、年の功なのかな、と。価値観が広がっていく、という感覚は、なかなか新鮮で面白いものですね。

Today's my reflection

We must anticipate own tasks beyond the next step.
Everyone can execute that is commanded from others.
In the same way, you can deal with next expected activities, if you are considerate person.
However it is not everyone to anticipate own(or team) activities beyond further more that.
Because of that, I want to be a such professional.

(日本語)
今日の反省

自身の作業後の次の次を見越して、手を打たなくてはならない。
言われたことは誰でもできる。次の一手は気が利けば打てる。
次の次の手が打てる人はそうそういない。
そんな人になろう。