デザインシンキングやクリエイティブシンキングなど、昨今、ビジネスにおいてもデザインの重要性が語られるようになってきています。
「え、デザインシンキングって何?」という反応で、飲みながら諸々解説するという場面が何度かあったので、ちょっとまとめてみることにしました。
デザインって絵を描くことですか? ⇒違います
この領域で有名なのは、IDEOという会社ですね。デザインシンキングというコンセプトを作った人たちです。
「え、誰それ?」という方は、まずはこちらのyoutube動画を是非ご覧ください。
程度の大小はあれど、こんなことを自分自身が仕事や生活を通じて取り組むことが、デザインシンキングだという風に僕自身は理解しています。 昨今、こういった考え方や手法は進化を続けており、いまやデザインと企業戦略は切り離せない関係性へと発展していますね。
それでは、あまり整理にこだわらず、この領域で僕が役に立ちそうと感じた本を紹介します。
デザインシンキングに関するお勧め本(あくまで、サトマモの個人的なお勧め)
・なぜビジネスにデザインが必要なのか? 時代の要請をまずは理解しよう
・最終的にすべてはサービスとして形作られる。どのように事業として成り立つサービスを構想していくのか。その典型的な手法は押さえておくべし
THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases
・でも、自分はクリエイティブじゃないしな・・・という人へ。人は皆、クリエイティブになれる。IDEO創始者たちが確信を持って伝える思考方法
クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
でも、ぶっちゃけ本を読んでも全然よく分かりません。そして、どうやって試したら良いかもよく分からないと思います。
なので、結局は研修やセミナーに一度は参加してみるのが吉です。
あと、数年前からのブームなので、webに色々なコラムも掲載されています。 ざざっと理解したい方はこういったものを読むと良いかも。
Design Thinking入門 - Build Insider
終わりに・・・デザインシンキングだけでは、世界は変わらない?
僕も今時点での答えはないのですが、何となくデザインシンキングを頑張っているだけでは、世界は変わらないような気がします。
もちろん、サービスや製品は消費者の視点から徹底的に改良され、それはそれで暮らしやすい世界が訪れるでしょう。
一方で、以前にgoogleやAmazonが仕掛けたような大きな変化は起こるのでしょうか? なんとなくだけど、Noに近い気がしています。
構造を理解し整理する力やテクノロジーへの知見が先にあり、次にデザインが出てくるのかな・・・と。 この点に関しては、必ずしも一つの解はないですし、色々な意見があるはずなので、引き続き考え事のテーマとしていきたいと思います。
最近の潮流として、こうしたデザインシンキングの領域も、段々とコンサルティングの仕事として捉えられ始めています。 そもそものコンサルティングの仕事に興味がある方は、以前にまとめたお勧め本もご参照ください。
おしまい