こちらのブログでは、仕事の面から、2008年を振り返ってみたいと思います。
一言でまとめるなら、2008年は「成長」の年でした。
入社して初めてアサインされたプロジェクトが、11月に無事サービスインを迎えました。
2年間。
ずぶの素人から初めて、最後はリーダーとしてデリバリーへ貢献できたことを誇らしく思っています。
環境的に、閉鎖的かつ長時間の労働を強いられる場面も多かったですが、めげずに前向きに取り組んできた成果でしょうか。
自分の仕事は、メインフレームのシステム構築ということで、プログラマーなどと比べると仕事のイメージが湧きにくいものです。
今のIT業界のイメージがどういうものか、中に入ってしまうと客観的に判断しづらいところですが、やはり「JAVA」、「Webサービス」などのキーワードのイメージを持っている方が多いでしょう。
しかし、やはりメインフレームが持っているシステムとしての安定性やノウハウというのは重要であると、この2年で学びました。
金融機関や大規模なシステムでは、依然としてメインフレームが稼働しています。
また、メインフレーム自体も機能が拡張され続けており、オープン技術と呼ばれるTCPIPやUnixサービス、Linuxなどとの親和性を高めています。
当然ながら、メインフレーム環境の構築には、オープン技術やDBDCなどのミドルウェアも含めた包括的なITスキルが求められます。
そして何より、コンピューターの基礎的なアーキテクチャを理解することが非常に重要であることを、パフォーマンス管理を通して学びました。
この2年間は、システムエンジニアとしての基礎を学ぶ上で、非常に貴重な期間だったと言えます。
この土台の上に、どんなスキルを構築していくのかが来年以降の課題になりそうです。
もちろん、マネジメント系のスキル向上も大きな課題です。
とはいえ、自分としては得意な分野でもあり、リーダーもうまくこなすことはできました。
ただ、これに満足はせず、”こなす”のではなく、”作り出せる”ようなリーダーに成長したいものです。
ばらばらと書いてしまっているので、最後にまとめましょう(笑)。
システム構築は全体を見通すことが重要です。
1つのプログラム、1つの環境構築にこだわるのも大事ですが、全体を通してのバランスや整合性を確保できるスキルとお客様の期待・要求をきちんと理解する能力が、システムエンジニアには求められています。
また、それぞれのチームをうまく束ねて目標を達成する力が必要不可欠です。
高度なシステムエンジニアになるには、上記をカバーする統合的な能力が求められるのでしょう。
ちょっとスーパーマンみたいですが…。
でも、その領域を目指して、来年以降も頑張っていきたいと思います。
2008年もお疲れ様でした。