Webサイトは今や重要な戦略ツールである。
ステークホルダーを明確化し、的確な情報を提示する場でなければならない。
しかし、Webサーバーの管理やコンテンツの作成など、きちんと運用していくためには、やらなければならないことも多く、人員の確保できる大企業を別にすれば、これらを自社だけで確実に扱っていくことは難しいと言えるだろう。
特に、今回のケースのような企業では、コア・コンピタンス以外に人員を割いたり、教育にコストをかけるよりも、専門家に業務をアウトソースするのが良い選択かも知れない。
実際、今の段階では的確な運用が行えておらず、取引先がホームページを見ても、必要な情報が得られない状況にある。
また、小売側からはインターネットを利用した電子商取引の要望があがっており、対応するためには企業ページに加えて、eコマースに対応したWebシステムが必要となる。
これらをノウハウのない自社で開発運用することは困難であり、また効率的でないとも言える。
そこで、Webサイト・サーバーのホスティング、eコマースサイトの開発を全てアウトソースで請け負う提案はどうだろうか?
請負だとリスキーだと言うのであれば、開発に関してはフェージングしても良いかもしれない。
とにかく言いたいのは、重要な戦略ツールであるWebサイトは、ITの専門家である我々に任せて欲しいということだ。我々であれば、以下の課題に対応する製品と経験を持っている。
- セキュリティ
- 障害対策、障害管理
- 迅速な開発
- 頑強なハードウェア
考えれば、まだまだ出てきそうだがとりあえず。
自社の製品にこだわる必要はないが、提案の段階ですべての項目を自身の範囲でカバ^出来ることは伝えるべきだろう。その後に他社の製品を使うのであれば…という展開になるのは構わない。
アウトソースによる費用対効果は高いと思われる。
こちら側でサーバーの保守を行うのであれば、管理もしやすいし、場所の問題も解決できる。
何よりも新たな人員増強なしに、小売の要求を満たし、情報発信によるさらなる顧客獲得が狙えるのだ。
この分野に関する製品知識はかなり不足しているので、仕入れる必要がありそうだ。
やることがまた一つクリアになった気がする。
次回からは、在庫管理や販売について考えてみるか…。